NO WORDS NO TIME @ グローブ座 Jan-25,2012 感想レポ(ネタバレあり)
素晴らしかった。
この言葉に尽きる舞台でございました。
台詞が無くとも、しなやかな肉体をもって、
全てが表現されておりました。
こういった良質の舞台を見られた事、感服の極み。
ヲタではなく、一般の方にも是非見て頂きたい。
コンテンポラリーや前衛的な舞台は苦手という方々も多いと思いますが、
ある程度のあらすじを、プリントで頂く事ができますので、
そちらを一読されてから、観劇するのをお勧めします。
さて、ここからはネタバレ入るので、嫌な方はスルーで。
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今回、前情報ほぼ無しで臨みました。
舞台を見れば、無機質なセット。
この中で、コンテンポラリーダンスで全てを表現し、
台詞無しとは、その道だけ極めた人ではない限り、
かなりの挑戦をされたのだと、一目で理解しました。
そんな事を思っていると、静かに客電が落ち、男 が登場。
板に上がる時、そのしなやかな肉体が際立ちました。
他のキャストもさることながら、やはり主演の威厳を感じました。
淡々と舞台は進んでいきます。
失った家族を想いだし悲しむ男に、
自然と涙がこぼれました。
音楽とマイムだけで、泣かされたのです。
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ここで下書きは終わっていました。
なんとも言葉にならない感情だったのでしょう。
加筆する事なく、下書きに眠っておりました。
それだけに、今も脳裏に焼き付いております。
本当に素晴らしい舞台でした。
劇場内の空気が、一瞬にして彼らの生きている世界の空気になったのです。
その澄んだ空気は、演者の動きを更に鮮明に映し出しました。